私立恵比寿中学のライブを見て思った事

アイマスPはエビ中を見てほしい。

事の発端は知り合いがライブのチケットあるけど行く?という一言。

なぜ余ってるかどうかはさておき、二つ返事で行くと伝えた。

格安でアイドルが観れるという魅力もあったがもう一つ、自分には二つ目的があった。

「自分のプロデュース活動に何か変化が起きるかもしれない」

冒頭で書いていると思うが自分はアイドルマスターアイマス。特にシンデレラガールズ)を応援している。エビ中はファミリー、ももクロはモノノフという感じでアイマスはプロデューサーと呼ばれている。

上で提唱した変化とはマンネリの打破。

今、自分はプロデューサーとしてどう向き合えばいいか見失いつつある。由々しき事態だ。

もう一つは「アイドルの現場というのはどういうものなのだろうか」だ。

正直に言うと、あまり良い想像が出来ない。

推しに認知してもらいたい故の奇怪な行動だとか走り回るだとか、そもそもライブ見に来てる…?と傾げる話をよく聞く。一部はネットニュースだったり、又聞きだったり。実際どうなのか見てみたかった。百聞は一見にしかず。

いざ当日、なのだがここで問題がある。

自分はエビ中の曲はおろかメンバーすら殆ど知らないのだ。

一曲だけ、ゲームに入った曲のタイトルだけ知っている状態。

何故予習をしないのかと思う人もいるだろう。

それは声を掛けられたのが前日の午後だったからだ。

それでも公式サイトやチャンネルで聴けるだけ聴いた。

自分好みのクラブ寄りでかっこいいの多いなーって印象。

後は行きの車中で聴けるだろうと思い、タオルと多色式のサイリウム持って合流、現地へ向かった。(事情により聴けませんでした。)

渋滞にハマりながらも現地に着き、涼しいと思いながら腹ごしらえをしつつ開場を待つ。

家族連れが多いと思ったり連れてってくれた人のテンションの高さにつられながら自分等のブロックが呼ばれたので会場入り。

近い。

思ったより近い。

多分後ろの方と聞いていたのでモニターかなと思っていたが会場の地形も相まって肉眼で全然見れるブロックだった。テンションがもっと上がる。

ちょっと押してからの開演。

感想。

言葉にするのが難しいが、言い表すなら全力。

いやもっといい言葉がある。必死だとかがむしゃらだとかじゃ足りない。全力で観に来てるファミリーに応えるべく戦っているようにも見え、今の自分達をこれでもかと見せつけてくる。油断すると腰を抜かれそうな気迫を感じた。彼女達は紛れもなくアイドル。

同行者は曲が始まる度に懐かしいと言いながら楽しみ、曲とコールを知らない自分はサイリウム持てども地蔵かなと思いきや周りに合わせて少しだけ振れた。

遠慮して少しだけというわけではなく、気が付いたらアイドル達に魅入ってしまう。

簡単に目を奪われる、歌ってる表情が見たくなったらモニターを見て彼女達の熱気を感じたくなったら肉眼で凝視する。この繰り返しだった。

曲の合間にふと気付いた。

予期していたコールや独りよがりの行動が微塵も無かったんじゃないかと。サイリウムを持たず想い想いにノる人が居たり後方の空いたスペースで軽く踊っていたりする人はいるが、どのライブ会場にもいる程度のモノで、周りに不快感を与えるような動きではなかった。幸せな会場だった。

そしてもう一つ。

コールそのものが少ない。

比較してあーだこーだ言うつもりではないが、アイマスのライブだと大体入るところでもほとんどない。あるにはあるけどそれでも少ない。

後で聞いた話だと合わないコールは淘汰されてるとのこと。それは分かるけどされ過ぎではとも思った。

ここまで書いたが自分自身、コールはあまり好きではない。無論、コールを入れる所もあるがその義務感が苦手だ。演者が希望していたら入れたいが、Bメロでこういう感じだからコレ、というのが自分は好きじゃない。

ライブを観に来てる以上、観たいのだ。コールを入れに来てるわけではない。

話戻ってライブ後半。

ギリギリの予習で聞いた曲が流れてテンション上がったりタオルを回したり最後の最後まで楽しむ事が出来た。

あっという間の約二時間半。

想像の何倍もの感動と熱気をもらえた気がした。

帰りの車中は音源も聴けるようになり、ひたすらおさらいしつつ感想会。

車中はいつも通り語彙力のないオタク状態でこの曲良かっただの誘ってもらえて本当に良かったと同行者にただただ感謝を述べつつ、助手席で寝落ちする事なく帰宅。

帰りに過去のライブBDも貸してもらい、重ねて感謝。

さて、冒頭で書いた二つの目的。

「プロデュース活動に変化が起きるか」

「アイドル現場はどういうものなのか」

先にアイドル現場の方から書いていこう。

そもそも危惧してた事ほとんど無かったしそれが気づかない、気にならないくらい、ライブをしているアイドル達に釘付けだった。

他のアイドルはわからないし、今回は良かったのかもしれないが一つだけ言える事がある。

また観に行きたい。

今度はちゃんと予習してから臨みたい。

もっとあの子達を知って応援したい。

それくらい楽しく、幸せなライブでした。

私立恵比寿中学、本当に良かったです。

ここからは恐らくアイマスP向け。

では、「プロデュース活動に変化が起きるか」。

こっちはどうだろうか。

現状、まだ変化は起きていないがわかった事はいくつかある。

自分はプロデューサーの前に、ファンだったはずだ。

いや、まだそのアイドルを知らない一般人でもいい。

次元をごっちゃにしてしまってアレだが、今回の様なライブを担当アイドルで観れたのなら、ファンになっていただろう。老若男女すべての人を魅了し、愛されるようなアイドルだ。きっと虜になってしまうだろう。

いわゆる初心を忘れていたのかもしれない。

この気持ちを2度と忘れないようにこれからも応援していこうと思う。

最後に、全アイマスPに見て欲しい理由。

長々と色々書いてきたがよく考えた上でそれを冒頭に置いた。

もしこれが自分の推してるアイドルがいるグループのライブを最前列で観たとかなら分かる。だってそれは世界一幸せなはずだから。それを布教したい気持ちも想像に難くない。

しかし自分が観たのは

後方ブロックでメンバーの名前も曲も知らないグループのライブ

なのだ。

普通ならちゃちゃっと4ツイートくらいで終わらせてしまうような事なのに、今思い出しても鳥肌が立つ程記憶に残るライブだった。最前列で観たら意識を保てる気がしないし多分号泣してると思う。

恐らく、全プロデューサーの脳内にはアイドルがいるんじゃないかと思う。居る方向で進める。

上に、今回の様なライブを担当で観れたらと書いた。

自分の脳内ではまさに担当が踊っている。

魅了せしめんと、自分が浴びた熱気を纏い踊っている。

どうプロデュースすればこんなクオリティの高いアイドルになるのか。

これについて考えるのもプロデュースなのではないかと思う。

プロデュースの幅、想像の限界がグッと広がった。

これだけで得だったと思える。

長くて途中語彙力が乏しい所もあったと思いますが、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

もし機会がありましたら、クリスマスにライブもある様なのでいかがでしょうか?